去る5月13日土から14日日にかけて、おやまゆうえんハーヴェストウォークにおいて【アウトドアフェスティバル2023イン・おやま】のお手伝いを行って参りました。今回は、被災時における野外道具やテント・キャンピングカーの有用性を考える事も年頭において具体的には以下の活動を行いました。
- 防災にまつわる質問で構成されたクイズラリー
- 様々なスタイルのテントを展示し、その建て方・しまい方のレクチャー
- 様々なランタンを展示し、その使い方・手入れの仕方のレクチャー
- キャンプや日常生活で役立つロープワークのレクチャー
- モルック・コーンホールなどの野外遊びの体験
- キャンピングカー・キャンピングトレーラーの展示と質疑応答
- 美味しいコーヒーの淹れ方のレクチャー
以下、それぞれのブース担当者からのレポートを掲載します。
指導者が保有する4種類のキャンピングカー・キャンピングトレーラーを開放して、来場者の皆さまに見て体験して頂き、様々な質問にお答えしながら、その有用性・楽しさをお伝えしました。
- バンワンボックスに少し手を加えて車中泊使用にした車には、快適な就寝スペースに加えて、小型の冷蔵庫やテーブルも備えられており「自分の車でも同様の事が出来るのではないか?」と興味を持たれた方も多くいらっしゃいました。
- ハイエースの内装を、大型犬3頭と一緒に過ごせるようにした車では、人と犬の就寝スペースを分けて、尚且つエアコン・テレビ・冷蔵庫などをポータブル電源でまかなえる仕組みとなっており、車についてはもちろん、ペットとの過ごし方やポータブル電源に必要な容量やソーラーパネルからの充電の仕方など、様々なご質問が寄せられました。
- キャブコンバージョンは、いわゆる定番のキャンピングカーなので、興味のある方の来訪があとを絶たず「欲しいけどなかなか手が出ない」という方々に、担当指導者が幾つものご提案やアドバイスをさせて頂きました。実際、この指導者からのアドバイスを受けて、既に2名の方がキャンピングカーの購入に踏み切るばかりか「買いました買いましたよ!」とわざわざ会場までご報告に来てくださいました!
- キャンピングトレーラーは、その居住性の高さは魅力でありながらも、別に牽引する車両が必要になる事など、ハードルはあるものの、興味を持たれた方は多くいらっしゃいました。また、バックは難しくないか? 保管場所はどうしているか?普通免許で運転出来るか?などの質問にも担当指導者が丁寧に対応しました。
1日目はぐずついた天気の中ではありましたが10組20名ほどの方にご参加頂きました2日目は晴れ間ものぞく天気となり15組30名ほどの方にご参加頂きました前回までのロープワーク教室では、すでにキャンプをしていて「しっかりした結びを覚えた」いと言う参加者の方が多かったのですが、今回は「これからキャンプを始める」とおっしゃるファミリーや「今までキャンプをしたことがないが今後キャンプをしたい」と言う壮年のご夫婦等が多数いらっしゃり、あらためてキャンプの裾が広がっていることを実感致しました。
今回、初開催となりましたコーヒーコーナー「キャンプで美味しいコーヒーの淹れ方講座」では、両日共に多くの訪問者がおり、開催時間内ギリギリまで息つく暇なくハンドドリップしました、講座では訪問者皆様から珈琲の好みや珈琲豆の焙煎度合い挽き具合い等々の質問を受けながら、一問一答の楽しい時間を過ごしました、次回もまた開催して欲しい」との言葉もわずかですが頂く事ができました、次回また機会を頂ければもう少しスムーズに手順を追いながら、一問一答のスタイルはそのままに、ハンドドリップで美味しい珈琲を淹れたいと思っています。
【ファミリーテント】
家族連れやご夫婦が多くいらっしゃいました。迫力のあるツールームテント内では、実際のキャンプで使用するギアと収納を展示し、整理整頓されたキャンプスタイルを披露しました。特に、最近キャンプを始めた方からは「なるほど!こう収納すればよいのか!」というお声をいただき、スタンダードキャンプのお手本となっていました。テント設営紹介ではドームテントを指導者が一人で設営する姿を披露しました。10数名の方の見学があり、普段見ることのできない生の洗練された設営が注目を集めていました。
【ソロテント】
今回は「チャリキャン」と題しまして、自転車で行けるソロキャンプをテーマに、展示を行いました。小学生くらいのお子さん連れのご家族が多く訪れ、キャンプの手軽さを実感していました。展示では実際にテント内に寝転んでもらったり、椅子に座って調理器具等を扱っていただきました。「ソロ用テントは子供と大人一人ずつ寝られるんですね!」や「こんなにコンパクトになるの!?」など驚きの声を多くいただき、見に来てくださった方に新しいキャンプの楽しみ方と手軽さを伝えられたのかと思います。一方で、一般的にはまだまだキャンプは重装備かつ高価な趣味のイメージが強いと実感いたしました。今後は、設営の一連のイメージや使い勝手なども伝えていけるように工夫をしていきたいです。
・ランタン展示エリアでは、お手軽なLEDランタンだけでなく、ガスランタン、オイルランタン、ガソリンランタン、灯油ランタンまで様々な種類を展示致しました。・訪れた方のほとんどがLEDランタンをお使いで、珍しいオイルランタンや灯油ランタンを興味深そうにご覧になられていました。
・ガソリンランタンは敷居が高いとお感じの方が多いなか、実際の灯りの美しさや取り扱いの簡単さを見て、「次はこっちかな」と興味を持たれた方もいらっしゃいました。
・ガソリンランタンなどに用いられるマントルの実物を見たことがない方がほとんどで、マントルの空焼き前と空焼き後、点火前と点火後を比較しながら解説したところ、「へえ、これがこんなになるの」と驚かれた方がたくさんいらっしゃいました。
・今回は、防災に使えるキャンプグッズとして、ランタンだけなく、安心・安定して使える固形燃料なども展示しました。中には、「うちの固形燃料はカチカチに乾燥してるんだけど使えるか」というようなリアルなご相談もありました。
おやまゆうえんハーヴェストウォーク様には、昨年に引き続きJAC関東に活動のお声がけを頂きました事に心より御礼申し上げます。また回を重ねる毎にこのイベントの認知度も上がり「また来たよ」とか「これで3回目だよ」などとお声がけを頂き、我々としても嬉しい限りでございました。
当初は2日間を通じて雨風が強まる天気予報ではありましたが、あけてみれば土曜日の午前中は晴れ、日曜日も午後は雨に見舞われず、テントも乾いた状態で撤収出来たのは幸いでした。自称晴れ男の指導者が2名いらっしゃったからでしょうか? そのような、ちょっとさえない天候にも関わらず、指導者がお手伝いする各コーナーには多くの方々が来訪され、様々なやりとりを通して、オートキャンプへの興味を更に深めて頂くと共に実際にスキルアップをして頂く事が叶いました。
この活動報告をご覧になって「我々の地域施設でも同様のイベントもしくは何らかの活動を行いたい」と感じて頂けましたら、当ホームページより気軽にお問い合わせ下さい。