去る6月1日(土)から2日(日)にかけて、静岡県の朝霧高原オートキャンプ場において第15回JAC関東の集いが開催され、23組・50名を超える皆さまと楽しく有意義な2日間を過ごす事が叶いました。
まず、この大会によせて株式会社ロゴスコーポレーション並びに一般社団法人岩手県木炭協会より多大なるご協賛を頂きました事に心より御礼申し上げます。
当日は、キャンプ場のご好意により早めのチェックイン(受付け)をさせて頂きました。
従いまして多くの参加者がお昼には設営を終えました。
午後1時には、一同集って開会式を行い、集合写真の撮影を行います。
開会式後は、皆さんそれぞれのスタイルでゆったりと午後のひとときを満喫されました。
中には、組み立て式のサウナを持ち込まれた参加者もおり、それを体験した方々は、まずたっぷりと汗をかき、そして水風呂の代わりに朝霧の涼風に体をさらしてからシャワーを浴びて、口々に「ととのいました」とおっしゃいました。
また参加自由(無料)イベントとして、自ら生地を伸ばして作るピザ焼き体験・アイスコーヒー試飲会・ダッジオーブン料理教室が賑やかに行われました。
各イベントの詳細は以下の通りです。
(担当者による報告)
《珈琲トークコーナー》
今回の珈琲トークコーナーは、開会式後の晴れ間の覗く午後から開始しました。
少し汗ばむ気温でしたので、アイスコーヒーを提供しました。
お集まり頂いた皆様には、濃いめに淹れたアイスコーヒーでしばしの清涼感を昧わって頂きました。
日曜日は早朝から前回同様たくさんの方々にお集まり頂きました。
今回は珈琲仲間の鈴木さんにもお手伝い頂き、2馬力で滞りなく珈琲をたくさん滝れました。
お集まり頂いた皆様からは「やつばりキャンプ場で頂く珈琲は格別に美昧しい」「珈琲豆の挽き具合やドリップの仕方を教えてもらえ良かった」などの声を頂きました。
お集まり頂いた皆様ありがとうございました。(堀田)
《ピザづくり体験》
午後2時から、ピザづくり体験を開催しました。
ナポリピザの生地を伸ばし、ソース、トッピング、窯焼きという流れです
ピザ窯はガスと薪が利用できるポータブル型の窯を利用しています。
今回はガスで焼きました。
ナポリピザは加水率が高く、とても柔らかい生地で、手で伸ばしていきます。
初めての体験の方が多く、丸く伸ばすことに大変苦労されていました。
四角、北海道型、四国型など、オリジナルな形を造形されていましたが、90秒焼いてしまえば味は大変おいしく、体験された皆さん喜ばれていました。
《ダッヂオーブン教室》
担当:JAC関東・インストラクター 鈴木一史
内容:
(1)新じゃがの揚げ焼き(長方形型小型ダッヂオーブン)
(2)焼きリンゴ(10inchディープ型ダッヂオーブン)
(3)牛すね肉のビール煮込み(12inchステンレス製ダッヂオーブン)
今回もいつものように会場である朝霧高原オートキャンプ場のBBQハウス内で開催いたしました。
熱源もまた同様に炭火を使用し、3種類を実施しました。
そのうち2種類は、教室開催時間内に仕上がり、参加者に試食をしていただきました。
ダッヂオーブンは、焼く、煮る、蒸す、炊く、揚げるなど様々な料理ができます。
煮込みなどの長時間ものもひとつの魅力となります。
その中で、短時間で仕上がるメニューと長時間ものの3メニューで開催いたしました。
(1)新じゃがの揚げ焼き(長方形型小型ダッヂオーブン)
春先なので小ぶりは新じゃがいもを使用し、オリーブオイルを少々多めにした揚げ焼きをご紹介しました。
新じゃがの半分ぐらいがひたる量のオリーブオイルを投入し、味付け用のスパイスをふりかけ蓋をします。
火力の強さもありますが、約10分程度火が通りホクホクになりました。
味付けはただの塩・胡椒でも十分です。オリーブオイルにひたっているので、さながらアヒージョ風の仕上がりになります。
食べたあとはバケットなどを付けて食べていただいてもOKなメニューです。
こちらはスノーピーク製コロダッチ・カプセルを使用しました。
(2)焼きリンゴ
10inchディープといい国内では一番売れているタイプのダッチオーブンを使用しました。
今回はリンゴを薄めにスライスし、リングをハッセルバック風にし、アルミホイルで作ったお皿にならべました。
あとはバターを入れ、シナモンとシュガー(グラニュー糖)をふりかけ、リンゴがくたくたになるまで火にかければ完成です。
シナモンとシュガーですが、既製品のシナモンとシュガーでもOKです。
パイ生地のないアップルパイのように仕上がります。教室では食べる直前にアイスクリームをかけて試食していただきました。
大人だけでなく、子供にも好評なメニューでした。
(3)牛すね肉のビール煮込み
カレーなどで使われる牛すね肉を黒ビールで煮込む料理です。すね肉は、スジなどと同様硬い肉です。これを黒ビールとダッヂオーブンのちからで柔らかく煮込みます。これは教室開催時間内では完成しないので、夜の焚火トークの際に提供できるよう仕込みました。
焚火トークの際には、ほろほろに柔らかくなったすね肉をみなさんに食べていただくことができました。みなさんで完食いただきました。
やはり肉や時間をかけた煮込み料理はワクワク感があり、ダッヂオーブンの蓋を開ける瞬間にエンターテイメント性を感じます。
一番多く質問があったのもこちらの料理でした。また使用したダッヂオーブンがステンレスだったこともその一因だったかもしれません。
教室開催時間中に仕上がらず、中身も肉であるということもあって、その出来上がりが待ち遠しかったようです。
やはりまだまだダッヂオーブンの敷居の高さを感じました。
それがゆえ、参加者の興味は様々でした。
料理はダッヂオーブンに限らず、無限の可能性があります。
その可能性を追っていくことで、楽しみは常に続くもの、すなわち飽きのこないものとなります。
続けていきたいと思います。
夕方からは、JACひろばにてポットラックパーティを行いました。
これは各家庭から何でも一品を提供してもらい、それらを大きなテーブルに並べてビュッフェ形式で誰でも何でも食べて良しというものです。
麺類・豚汁・牛すじの煮込み・ピザ・みたらし団子・たこ焼きetc. 沢山の品々を楽しく賑やかに頂きました。
そうこうするうちに陽も傾き、皆さんのお腹も満たされた頃、焚き火を囲んで恒例のビンゴ大会が始まりました。
今回も武蔵越生高校の生徒さんが元気よく進行を務めてくれ、会場は大いに盛り上がりました。
ビンゴの後は、皆さん焚き火の周りに残って、しばし歓談の一時を過ごしてから各自サイトに戻って就寝しました。
明けて日曜日は、早朝からBBQハウスでいれたてコーヒーの振る舞いとレクチャーを行い、皆さん落ち着いた一時を過ごされました。
曇り空ではありましたが何とか雨も降らず、早めに閉会式を行って解散としました。
次回のJAC関東の集いは、来年の同時期を検討しております。
皆さまには早めにご案内を差し上げますので、是非とも参加下さい。